私のローンは35年返済である。以前も書いたが、35年後というと定年退職後も20年近くも返済を続けなければならないことになる。当然、定年後の収入が約束されている訳ではないので、退職金で返すかしないととってもマズイことになってしまいそうだ。そうならないためには、ちょっとでも余裕ができたら早めに返していくことが大事だ。私のローンは全額住宅金融公庫なので、100万円以上なら繰上げ返済ができる。
マシンョンを買おうと考える前に作っていた3年定期預金が満期になったので、これを機会に繰上げ返済をすることにした。本当は、ボーナス毎に少しずつためておいて、もっとたくさん繰上げ返済するつもりだったのだが、予想外の出費が重なって、ほとんど溜まらなかった。冠婚葬祭が続いたこともあるが、団体信用生命保険料や固定資産税などが高くて、せっかくの住宅ローン控除による所得税返還も焼け石に水状態。ま、そんなことグチばかり言っていてもしょうがないので、繰上げ返済の手続きに出かけてみた。事前に電話でもしていけばよかったのだが、いつものことで思いついたら即行動、ということで適当に書類を見繕って銀行の窓口に出かけた。窓口の人に「ローンの繰上げ返済のことで相談したいのだが」というと、別の係の人が出てきた。通帳と返済予定表を渡して、繰上げ返済額を口頭でいうと、しばらくして試算表がでてきた。内容を確認してそれでいいことにすると、あとは別の書類に住所・氏名を記入して銀行印を押しておしまい。窓口に座ってから10分もたっていなかった。なんともあっけない。
繰上げ返済後は、返済期間を短縮するか、毎月の返済額を減らすかを選ぶことができる。我が家は当然期間短縮のほうを選んだ。実は、住宅金融公庫からの借り入れは、基本融資と割増し融資があって、今回は金利の高い割増し融資のほうからだけ繰上げ返済ということになったので、ローンが完全に終わるのはやはり35年後なのだが。まぁ、いいか。